November 29, 2014

マリ・セネガル 旅行記

初の西アフリカの旅。マリは貧困国と言われているが、それはあくまでも資本主義の国からの見方で、ガス、水道、電気など十分でなかったりするけれど、そんなものよりも、大空と大地と大家族があって、今日を生き延びようとするパワフルな人間が沢山いて、それでいいじゃないかと思えた旅でした。以上!!みたいな、なんか人間としてシンプルさが最高!!

マリはイスラム教信者が多いので、治安はびっくりするほど良かった。公共の場所に荷物を置いておいても大丈夫だよといわれ、本当に大丈夫なほど。ドアも鍵なしで開けっ放し。古き良き時代の日本みたい…。しかし、、、ツーリストプライスは存在します!!外国人とみると、ぼったくりの域を超えた法外な値段を吹っかけてくる。でもよくよく考えると物価が安いから旅をしようとするのはこちらの勝手で、、「あなたは自分の国では、これくらい払っているんでしょ、ここでも同じだけ払ってください」というような考え方をされると、それもそうかなと思ってしまったり。。。しかも、あちらの方はその日生きるのに必死だから、日本人なんて完全に言い負かされます…。ともかく、マリはパワフルで個性的で大好きな国となりました。

今回の旅路〜マリ(バマコ→ジェンネ→ドゴン・バンデイァガラ→トゥンブクトゥ→バマコ)→セネガル(ダカール→サンルイ→ゴレ島→ダカール)

今回は全くできないフランス語圏、初の西アフリカ、ウェブで調べても情報が少なく、”地球の歩き方”すら発売されていない…、とのことで、久々の旅のドキドキを味わいました。

初日がAM2時に空港に着く予定だったので、空港からホテルまで送迎付きの高級な部類のホテルを予約しておいた。はずだが…、当然迎えにきておらず…(マリもこんな感じか…ユルイ!!)。しかもイミグレのラインの手前までタクシー運転手がはいってきて押し売りがすごい。が、それを制止する人は誰もいない。これはマリで普通みたい…。結局、押し売りタクシーに乗ってホテルまで行った。ところが到着すると、「私の予約が入って無い」と言われる。そんなはずはないのだが、しかも、予約はなくても後ろには沢山空室の部屋のかぎがあるではないか…。なのに、、深夜バイトのやる気のなさそうなフロントマンは、無いの一点張り。どうやら、、フロントまで入ってきて、私の後ろに貼りついているタクシー運転手が「無いといえ」とジェスチャーで合図しているようだ!!!

空港のイミグレでも感じたが、この国の人々は、同胞意識が凄く強い。同胞の稼ぎに協力しようということなのかな…、そして、私はタクシー運転手の仲間がやっているという新しいホテルに連れて行かれることになった。長旅で深夜で、頭も回らず、とりあえずはそれ以外選択肢がなかった。ホテルというより、ペンション?民家?は確かに新しいのだが、ホテルとして機能していない。25ドルという現地では法外な値段を言われ、とりあえず寝につく。旅先でのこういう状況に慣れてしまった自分がたくましすぎて眩しい…。朝になればなんとかなるだろうzzz。

翌朝、とりあえず地図で確認できる場所まで移動したくて早めに出ようとすると。25ドルといったはずなのに、なんやかんや100ドル以上つけてくる。日本でもありえない金額!!!!言い合いをして(念のため日本での私は言い合いなんてしませんー)、25ドルを置いてダッシュで逃げました…。形だけ怒ったふりをして追っかけてきましたが、あの仕事で25ドルは十分だったはず。初日からマリの洗礼です。でもこれが異文化を旅する醍醐味だ。


マリは首都バマコでも、土の道が多く、沢山の木が道の両側に植わっている。道端では薪で火をたき、ご飯を作っていたりする。これを貧困というのは違う。もちろん、本人たちは食洗機やら、冷房やら、欲しいかもしれないが、私には彼らの生活がとても豊かに見えた。必要なものしかないって、とても潔く、落ち着く。

金曜日はイスラム教の休日で、皆、モスクに行って礼拝をする。この日のバマコは人、人、人。女性は建物の中で祈るようで、外でモスクに向かうのは男性のみ。モスクに入りきれない人は道に座ってお祈りする。人や車やバイク(女性も中型に乗っている人多くてかっこよかったです。みんなノーヘル…)で埋め尽くされたバマコはなかなか面白かった。外国人に利害関係のない人達は、普通に親切だ。問題なく買い付けに専念できました。


そして、公共バスを乗り継ぎ、世界遺産の町ジェンネへ。前の座席に座った赤ちゃんづれのママたちは、赤ちゃんの汚れた手をカーテンで拭かせている。この感覚はマリでは普通みたい。公共の乗り物での授乳も普通。当たり前だが、誰もいやらしい目で見る事はない。子供が生まれ母乳を欲しがり与える。当たり前のことなんだ。先進国はどうして、隔離するようになったのだろう。当たり前でとても美しい姿なのに。


途中の橋のない川は、鉄板のような大きな板にバスが乗せられ移動した。タイヤが半分くらい水に浸かる道もあり、かなりアドベンチャーロードだ。そういう時はみんなで降りておしたりする。ジェンネには夕方ついた。見たかった泥でできたモスク。アザーン(イスラム教のお祈りの時間を伝える音楽)の時間になると、モスクの両端に男性が立ち、歌唱が始まった。生唄のアザーン、とても美しい光景でした。

(途中まで)







provoco at 17:14│Comments(0)2011 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔